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商標の保護強化へ来年5月から抜け駆け出願抑止

中国、商標の保護強化へ 来年5月から抜け駆け出願抑止
 中国は2014年5月から改正商標法を施行する。外国商標などが自国内で抜け駆け出願された際に取り消しやすくするほか、懲罰的損害賠償(3倍賠償)規定を新設する。外資系企業が中国内で商標権侵害に遭う例が後を絶たないため、法改正で権利保護の水準を先進国並みに引き上げる。
 改正法は8月に成立、公布され、来年5月に施行予定。改正は01年以来となる。中国での商標権侵害をめぐる訴訟件数(一審受理件数)は12年に2万件近くとなり、5年前の5倍以上に増えている。
 中国では近年、米アップルなどの商標を先回りして登録し、法外な金額で買い取りを求める行為が問題になっている。商標は登録した国でしか守られないのが原則で、外資系企業の商標が中国で抜け駆け登録された際の権利保護が難しかった。
 改正後は(1)抜け駆けした出願者と真の保有者との間に代理店契約などの関係があり、商標の存在を出願者が知っていた(2)中国内で既に商標が使われていた――などの要件を満たせば、登録後5年以内なら取り消しを求められるようになる。
 登録しても実際に使っていない商標については損害賠償を求めることができなくなる。悪意による商標権侵害については、損害額の最大3倍まで賠償を認定できるようになる。また、欧米諸国で一般的な音や色の商標登録も認める。
 今回の改正について、知財法制に詳しい小野寺良文弁護士は「抜け駆け出願は全く関係ない第三者がする場合が多く、ルール改善の余地がある」と指摘している。 

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